ジュニア野菜ソムリエ & 地元新聞記者 & 3姉妹の母 & 食育スーパーバイザーとして活動中♪山梨の楽しくて美味しい情報を綴ります☆


by uriurie
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山梨DARCとの出会い。

先日、薬物(アルコールを含む)依存症の方の自助グループ山梨ダルク
を取材する機会がありました。

正直、「薬物に依存していた方」と聞いただけで、
取材に行くのがちょっと怖くて、不安でいっぱいでした。

でも、実際にお会いすると、
「薬物中毒」という言葉を忘れてしまうほど、皆さん「普通」なんです。
笑顔で作業をしている様子に安心し、
少しでも恐怖心を抱いた自分が情けなくなりました。

それから、山梨ダルクの代表の方が、「薬物からどのように立ち直るか」、
そして「どうして薬物に手を出してしまったのか」についてお話ししてくれました。


「あいつは、小学生の時に、自分の目の前で母親が自殺したんだよ」

「あいつは元暴力団。指も無い。
 何度も自殺しようとして、腹にも三カ所包丁の傷がある。
 でも死にきれなかった…」

「あの人は、小学生の頃、酔い潰れた母親を毎晩おぶって、
 仕事場から家まで連れて帰ってきていた。小学生がだよ。
 居場所がなかったなんて、グレるしかないよな」

「みんな孤独だった。愛情を知らずに育ち、親にも社会にも必要とされなかった。
 薬物に依存するのは、心が弱いだけと言われるけれど、
 それだけじゃない。それぞれに大きくて深い理由がある」


淡々と話してくださる言葉の一つひとつが重すぎて、
私は受け止めるだけで精一杯でした。


「入所者たちは、今、失ったものを取り戻そうとしている。
 社会に必要とされていなかったからこそ、
 社会の役に立つボランティアをすることで、
 受け入れられているという安心感と心の平和を取り戻そうとしている」
 

心に大きな深い傷を負いながらも、
山梨ダルクに入所している方たちは、前向きに一生懸命生きようとしています。
その姿を見て、私のほうが勇気とパワーをもらった気がします。


最近、連日のように「虐待」のニュースが報じられています。
そんなニュースを耳にするたび、
「薬物」と「虐待」に関連性があるような気がして、
山梨ダルクの方の言葉が鮮明に思い出されます。
こうして幸せに暮らしている私たちには
「薬物」や「虐待」という言葉は無縁のように思えますが、
同じ世界の人間として、「知っていなければならない現実」があると思い、
紙面では語れない裏話として、今日はちょっと真面目に書いてみました。
少しでも多くの方に「山梨ダルク」のことを知ってもらえたら…と願います。
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by uriurie | 2010-04-16 11:02 | About Myself♪